「複業」の代表的な4パターンと3つのワーク

 「個としての営業力」を備えた人にとって、どういうキャリアやワークスタイルがあると思いますか?
2020年は副業解禁が進んだものの、副業が「ただのお小遣い稼ぎ」になってはもったいないように思います。

キャリアの4分類を考える

 「複業」の代表的な4パターンと、ライスワーク・ライクワーク・ライフワークとの掛け合わせを考えてみましょう。

 まずはキャリアやワークスタイルについて、「メインの所属先がどこか」と「得意技」とで4つに分類します。

 
 

(1)プロフェッショナルな組織人

 個人としてのブランドがありつつも「●●株式会社のXXさん」のように、会社名とセットで覚えられているのがこのタイプです。
個人あてに仕事の依頼がくることもありますが、個としての営業力を活かして活動することが、結果として会社の利益にもなっています。
それゆえ、会社が好きにやらせてくれるのが特徴です。

(2)売れっ子副業ワーカー

 会社に所属しているがあまり社名を公にせず、個人としてかなり副業を伸ばしているタイプです。
最近増えた「会社員の匿名アカウントで多くのフォロワーを抱えている人」がこれに当たります。
個人で十分に稼いでいるので、「会社に対する交渉力(会社に対して好きなことを言える)」があるのが特徴です。

(3)声のかかるフリーランス

 独立して事業を営んでおり、個人の職人芸で多くの引合いがあり、声がかかり続けるのがこのタイプです。
頭を下げて営業しなくても、その人に依頼したいお客様が行列をなしている状態を作ることができています。
結果として、好きなことを高単価で引き受けることができる、いわば仕事を選べる状態ができています。

(4)身軽な経営者

 社員を抱え資金調達してスケールさせるスタートアップとは異なり、少数精鋭で、規模を追わずに利益率高く事業を回しているのがこのタイプです。
ビジネスがうまくいっていれば、お金と時間に余裕ができます。
結果として、会社の事業以外にも、興味関心に任せて個人で色々なことにチャレンジできるというメリットが生じます。

仕事の3つに分類してみる

 次に、仕事を3つに分類します。

Rice Work:生活費を稼ぐための仕事。
Like Work:単に好きだからやっている仕事・活動。
Life Work:人生の意味や自分の使命につながる仕事・活動。

 その上で、複業の4パターンと3つのワーク(仕事)をかけ合わせると、どのような働き方が産まれるかを表で見ていきましょう。

 
 

 この図から、「好きを仕事に」を実現するためには、1つの仕事だけでは実現が困難だとしても、複数の柱を組み合わせて実現する、というやり方があることがわかります。

 複数の柱を、自分の望むように組み合わせるためには、「人から必要とされる」ことが前提です。
そのうえで、「営業力」は重要な位置を占めます。

 営業力がある人は、どんどん人生の選択肢を広げやすくなります。
そのうえで、営業「職」は恵まれている。本業でしっかりと成果を上げることが良い未来につながります。

 
 

スタートアップ界隈に影響を与えるタイプとは

 スタートアップ界隈では、いわゆるNo.2やCOO人材が圧倒的に不足しています。
「営業力」があって、ビジネスに強く、さらに組織もマネージできる人は、魅力的な急成長企業から引く手あまたになっています。
「実績がないサービスをバンバン売れる人」が、スタートアップの成長を大いに促進するといえます。

 
 

 ここまでで分かるように、「個としての営業力」を備えた人は、キャリア展開がしやすく、引く手あまたです。
営業力を身に着け、自分の人生の選択肢を広げていきましょう。

 

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高橋浩一